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世界連邦の好機

国連は世界の平和に一定の役割を果たしているのは間違いありません。しかし、今回のウクライナ問題で改めて決定的な欠陥があることが、確認されることとなりました。安全保障理事会の常任理事国、米国、フランス、英国、ロシア、中国に拒否権が与えられ1国でも反対があれば安全保障理事会に上がってきた、議案は否決される仕組みになっています。そして今回、当事国であるロシアが拒否権を発動しました。五か国は全て核保有国です。長く国連内でこの理不尽は議論されてきましたが、アメリカは日本のメンバー入りには賛成してくれているものの、ほかの国々の理解は得られていません。五か国には既得権を守ろうとの思いが強く、改革できずに今日に至っているのが現状。世界連邦への道は国連改革の積み重ねが現実的ですが、国連内で具体的な議論になっていない。
先ずは、理想の旗を高く掲げ声を高々と上げていくことが肝要。個人に、社会に国家にメッセージを発信し続ける事で、多くの人が「世界連邦って本当にできればいいよな」と気づき始めたとき、燎原の火のようにこの構想は人類の具体的な目標になりえてくるのではないか。。多くの人がSNSを利用している情報社会の中に我々は在り、短期間で人類の意識の変革は可能だと信じたい。